
写真左は、倉敷美観地区を紹介される時に、
よく使われる観光スポットです。
カメラ好きの人は、必ずと言っていいほど、
この場所を撮影していきます。
細い路地には、石を埋め込んだ轍(わだち)があります。
昔、ここを荷車が通ったようです。
このような道を、倉敷では「ひやさい」と呼んでいます。
風情があります。
そして、この右側のお宅(右写真)が、
今から約300年前に建てられた倉敷で一番古い町屋です。
重要文化財として保存されている「井上家住宅」です。
でっ、うちの家は、ちょうど井上さんのお家の斜め前です。
彼のお母さんがお嫁に来たとき、
井上さんのおばあちゃん(←お母さんはいつもそう呼んでいます)は、
まだお元気で、よくうちへお茶を飲みにいらしたそうです。
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(余談1)
井上さんのおばあちゃんと、さだまさしは仲良しで
さださんは、よく井上さん家に来ていたそうです
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そんな折に、教えてもらった話の中に、
うちの家の話がありました。
井上のおばあちゃんの話では・・・
もともとわが家は、「はなや」と呼ばれる
井上さんの別宅だったそうです。
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※余談2 「はなや」って何だろう?
この疑問は、はっきり解決していないのですが、
彼は、「離れ家」のことではないだろうかと、推理しています
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でっ! 話が長くなりましたが・・・
この度、需要文化財 井上家住宅が5年をかけて
大々的な修復工事を行うことになりました
そして、奇しくも!
わが家も玄関口を店舗にしようと
プチ改修工事をすることにしました。
以前から、古民家再生などの記事を目にするたび、
「すごいなぁ〜」と思っていましたが、
これはチャンスです!
できる範囲は、自分たちでやってみることにしました。
以下は、その覚書です♪
【リフォーム初日 晴れ】16:30スタート
改修前 作業中
まず、天井のボードを取り除く作業から始めました
彼が、作業用めがね、マスクなどをつけて担当です。
私は、下から剥がしたボードを受け取る担当にまわりました。

剥がしたボードの上に、以前の天井が見えてきました。
彼、「うおぉ〜っっっ!!!!」
天井の蓋を開けた瞬間、昔の懐かしい記憶が吹き出たみたいです。
残念ながら、その光景を私は見ることができませんが、
彼の興奮している姿から、喜び周波は伝わって来ました。
私も楽しいです♪
初めは、重量のある石膏ボードかと思っていたので、
どんな作業になるのか予想できなかったのですが、
意外にサクサクとすすみました。

電気器具の部分と、西側の大きな水屋棚の上の部分を残して、
天井作業は、終了。
あと、試験的に壁に貼ってある合板を一枚剥がしてみました。

おぉ〜〜〜っっっっ!!!!!!
また、古い時代が甦ってきました♪
何かこの日の仕事は、修復作業というより・・・
発掘作業みたいでした♪
19:00作業終了
〜つづく〜