突然ですが、暦のお話です。
私たちが旧暦と呼んでいる暦は、
正式には太陰太陽暦といい、
その昔、みんなが重宝して使っていたものでした。
太陰暦は、ひと月を月齢で構成しています。
月の満ち欠けは、人間に限らず、
多くの種類の生体とリンクしているので、
漁にでる漁師さんなどにとっては、大事な情報源でした。
また、立春、春分、夏至…などの
聞き馴染みのある言葉も
二十四節気という、
旧暦で使われていたものです。
太陽の運行でつくられる暦の部分です。
でっ、太陰太陽暦というのは、
この両方をうまく合わせて作った暦なのです。
明治政府が採用しなくなったので、
今では、公的には使われなくなりましたが、
民間では、その人気は明治以降も根強く、
私の祖母も愛用していました。
個人的には、私も大事にしている一人です。
そして、唐突ですが…
今年の分を自分で作ってみました。
上の画像は、旧暦の1月、睦月(新暦1/31〜2/28)です。
お茶缶、ざる、篩(ふるい)、お茶箱などをモチーフにして
暦をつくってみました。
取りあえず、この暦を見たら、お月さまが、
いま何日目か分かるようになっています。
簡単に説明すると…
漢数字が月齢を表す数字で、
アラビア数字で書かれているのが、
普段 私たちが使っているカレンダーの日付です。
朔(ついたち)が暦の初日で、新月の日。
晦(つごもり・みそか)がその月の最終日になっています。
また…
満月の日は、中央の篩の中に、
上弦(半月)の日は、上向きのザル、
下弦(半月)の日は、伏せてあるザルに
来るようになっています。
まぁ、まだまだ改良点は出てくると思うのですが、
取りあえず、いまのところ
旧暦2月・如月(新暦3/1〜3/30)までつくってみました♪
そして、長くなりましたが…
こんな私の拙い暦をPDFにしてみました。
リンク先→
http://tsuneki.net/koyomi.html
どんなのか見てやろうと思う方、
太陰太陽暦に興味のある方、
ぜひご覧ください♪
本町店でも、
毎月、わずかな枚数(白黒)ですが、用意しております。
ご希望の方には、お分けしていますので、
どうぞよろしくです♪